投資の世界では、ノーリターン=ノーフリーランチが常識です。 |
最近少し嬉しいことがあります。私のブログはSEOなどの検索エンジン対策は全くしておりませんが、グーグルで”香港 IFA”と検索すると、私のブログが一番先頭に出てきます。”香港 オフショア”で検索しても3ページ目ぐらいには出てくるようになりました。ブログを毎日せっせと更新している効果が出てきたのだと思いますが、私のブログを毎日読んでくれている方もいるようで、とても感謝しています。
”香港 IFA”で検索したときに、気になる記事が2番目に出ていたので、ご紹介させて頂きます。東京都在住の31歳男性からの質問となっていますが、
先日、香港のIFA(独立系フィアンシャルアドバイザー)として活動されてる方と知り合いました。海外に目を向けて投資すればオフショアファンドなど日本では想像もできないぐらいの利回りでローリスクで運用できるのでやってみないかと言われました。運用資金が約300万円程度準備できるので全額、その香港の方にお願いして香港でローリスク・ハイリターン資産運用しようと考えています。海外では、IFAなどに資産運用を任す方式が一般的だと聞いたことがあるのですが、全てを任せても大丈夫なものでしょうか?この質問に対して、FPの吉野充巨氏は、以下のように回答しています。
通常、世界中どこであっても、よほど特殊なルートで情報を得ることが出来る立場でなければ、ローリスク・ハイリターンの資産運用は無いと考え下さい。投資の世界では、ノーリターン=ノーフリーランチと申します。そしてファンドの世界では、「投資の専門家はサルに勝てない」とも言いますとおり、良いファンドを事前に見つけるのは極めて困難です。これはオフショアでも変わりません。また、国際ファイナンシャルコンサルタントの荒川雄一氏は、以下のように回答しています。
私が個人的に一番気になっている点は、「海外に目を向けて投資すればオフショアファンドなど日本では想像もできないぐらいの利回りでローリスクで運用できるのでやってみないか」という言葉です。ローリスク・ミドルリターンはあっても、“想像できないくらいな運用”というのは、私には考えられませんし、そのようなコメントを使うIFAとは、私は個人的にお付き合いはしないと思います。投資されたあとのアフターフォローやメンテナンス体制など、よく確かめられてから、決断された方が良いといえるでしょう。同じく、FPの佐々木保幸氏は以下のように回答しています。
「想像もできないぐらいの利回りでローリスクで運用できる」はとても気になります。どのような流れでその方とお知り合いになったのかはわかりませんが、おおよそまともなアドバイザーであればそのような資産運用をそう簡単にはアドバイスしないでしょう。記事本文はこちら上記の記事の日付は2007年10月15日になっているので、よもや上記コメントにあるようなアドバイスをしているIFAの方は、今はいないだろうと思っていましたが、最近、私のお客様でも同じような経験をされた方に出会いました。「海外では年率20%以上の運用は当たり前」というような主旨のことを言われたようですが、良く良くお話をお伺いしてみると、弊社でも取り扱っている積立投資プランの年初来リターンが年率20%を超えているというだけの話でした。日本国内でも同じようなリターンを出しているファンドはあり、オフショアだから運用が有利になるというわけではありません。
但し、オフショア運用では、日本国内では取り扱っていないような、
値下がりしないファンド(11月13日ブログ参照)や、
配当利回りの高い生命保険(11月11日ブログ参照)があり、税制面や相続対策でも有利な商品があります。海外居住者はこれらのメリットを最大限に生かすことが可能ですので、海外居住者であるうちに、資産形成することが得策です。日本居住者の方については、税制と相続に関して日本国内法に準じる必要がありますが、上記のファンド・保険プランの購入は可能です。また、
11月9日ブログ「円高の罠」で書いたとおり、香港で購入できる外国籍ファンドは、手数料率が低く、円高による為替変動リスクをあまり気にしなくて良い、というメリットがあります。
いずれにしても、オフショア運用のメリットを正しく理解しておらず、想像できないぐらいの高利回り運用を謳うIFAがいたら、お気を付けください。ノーリターン=ノーフリーランチの意味は、投資の世界では、リスクを取らなければ、決してリターンを得ることはできない、タダ飯はあり得ない、ということです。同じように、100円コインで、高級フランス料理が食べられるわけはない、ローリスク=ハイリターンもこの世界ではあり得ません。
世の中、そうそう美味しい話はありません。宜しければブログに合格点を!
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