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プロフィール


山之内 淳
(本名:藤田 康介)
74年大阪市生まれ。カナダ、三重、奈良、英国、上海育ち。県立奈良高校卒。上海中医薬学大学卒業、同大学院修了、医学博士、医師(中医学)。96年から上海。専門は漢方・中医内科。博士論文は、小児ネフローゼの中医治療を研究。
 奈良高校在学中に「冬虫夏草」と出う。そこから中医学・漢方に興味をもち上海へ。中国政府国費留学生として大学・大学院、付属竜華医院、徐匯区中心医院と中医学の臨床研究・研修を続ける。2005年に中国の医師免許(中医学)を取得。上海市衛生局登録医師。上海に念願の新居も構えた。妻は上海人。2008年10月に第一子誕生。日本人では初めて中国の大学で中医学を学部から博士課程まで修了。趣味は中医学と、田舎。上海の街を散策し上海の新聞を読むこと。
我が愛しの上海へⅡへはこちらから。

上海エクスプローラー COO
上海鼎瀚(ていかん)中医クリニック虹橋路618号)医師
世界中医薬学会聯合会腎病委員会 理事
日本温泉学会会員
上海奈良県人会の幹事

【過去に執筆したもの】
「中医沙龍」
特集記事
・柴田書店 月刊『食堂』2年間連載
標準『中医内科学』
・東洋学術出版社 季刊『中医臨床』など
『細水長流』藤田康介公式HP
mixi

【筆者連絡メール】
info@mdfujita.jp

【友達のリンク】 
・統合医療(CAM)で活躍している大塚晃志郎先生
・大阪の漢方緑川クリニック

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住宅内装

2009年01月30日 (リバイバル)マンション内装費
 上海のマンション内装ブログのリバイバルも最終回になりました。

 実は、この間に洗い屋さんが入ったり、引っ越しがあったり、書くことがいっぱいあったと思うのですが、おそらくかなりバタバタしていたようで、記録が残っていません。最後に、今回の内装でかかった費用の明細を紹介しておきます。

 今思えば、自宅マンションの内装は楽しかったですが、なんせ独身時代にやったことなので、一人で現場監督もかねてすることは大変でした。今だったら、きっと妻がいろいろ口を出してくることでしょう。(笑)

 まあ、日本人一人での大奮闘でしたが、満足できるものが完成してよかったと思っています。この内装も、今日でまる4年になりますが、快適に使えています。



 

2005年1月29日

 内装工事もおわり、すでに引越しも終え、やっと落ち着きを戻してきました。ただ、シックハウスが怖いので、真冬でも窓を開けたままの生活です。以前から、上海で内装工事を行うといったいどれほどコストがかかるのかというご質問をよく受けます。そこで、この場で一挙に私のケースで公開してしまいます。参考までに、私のマンションは2LDKで、トイレ・バスは1箇所、面積は100平米ほどです。仕上がりの様子はここからご覧ください。

       <<内装工事費用内訳>>

・台所関係(ガス台、換気扇、湯沸し器、湯沸し器リモコン、換気扇、吊戸棚、人工大理石カウンター、吊天井吊、タイル、シンクなど設備一式を含む。シンクは韓国製、ガス台・湯沸し器は日系メーカー)7932元
・風呂関係(バスタブ、シャーワー蛇口、洗面台、鏡、折り戸、ガラス戸、防水塗料、流し台蛇口、タイル、折り戸、吊天井、暖房器具など。バスタブ・陶器製品・蛇口関係は日系メーカー) 14689元

・和室関係(畳、襖、障子、木材など上海のメーカー)7450元
・壁クロス(和室のみ+貼り付け工賃・日系メーカー)888元
・給水パイプ工事(銅管を使用)材料費1877元
・配管工賃(溶接など)526.5
・ガス工事(配管取り付け)88.2元
・インターネットケーブル 168元
・電気配線+ガス用金属管(材料代)921元
・スイッチ・コンセント(日系メーカー)1429元
・照明器具(IKEAや東方路で購入) 1510元
・カーテン(二重式+レール込み) 1873元



・ペアガラスへの取替え(材料+工賃)2800元
・木材(すべて浦東東明木材市場から)9800元
・フローリング (日本からの輸入品+工賃)6230元
・室内のドアとクローゼットドア(専門店で製作)4枚 640元
・玄関ドア(B&Qから調達した鋼板+木型) 2000元           
・幅木(専門店で加工)2180元
・大理石(玄関・出窓・下駄箱カウンター)700元

・セメント代 1000元
・ペンキ・木部ニス塗料材料代(ドイツ系・日系のもの)  8500元
・釘、パテ、ネジ、鉛筆、ドリルの歯、カッター、マスキング、養生テープ、金具、接着剤などのすべての材料費 4150元

・壁の穴あけ代(換気扇・配管用) 160元
・大工・ペンキ屋・タイル屋の工賃(バスタブなどすべての大型材料を1Fから部屋まで運ぶ運送賃300元込み)  9800元
・仕上げの清掃業者 200元
・床ワックス代 180元

合計86862.7元(約108万円)

 とまあ、こういう具合になりました。上海では殆どの取り付け工賃は製品価格に含まれているため、計算されません。明らかに日本より安く上がりましたが、仕上がりは個人的には満足です。
 
 今のところ水道管の爆発や水漏れはありません。特に注意したお湯の出と排水も問題なく、先日大工さんに電話したら、もしトラブルがあったらすぐ飛んで来てあげるといってました。これから内装工事をされる方、ご参考にしてください。








2009年01月29日 (リバイバル)設備の取り付け
2005年1月20日

 和室の畳や障子、襖も無事に運ばれてきました。丁寧に梱包されて、作業をしている職人さん(上海人)も汚してはいけないので極めて慎重に仕事をしていました。久しぶりに上海人の業者が登場しました。

 さて、台所がやっと様になってきました。とても資金的にシステムキッチンが買えなかったので、私はすべてオリジナルの台所です。カウンターや吊戸棚は大工に作ってもらい、人工大理石のトップと戸棚の扉は業者に発注しました。ガス台とシンクの値段を除くと、3万円ぐらいで写真のような台所ができました。とりあえずシステムキッチンもどきの完成です。

 ガス台はメーカー(松下)が無料で取り付けに来てくれました。ガス台までのガス管は以前はゴムを使っていた時代もあったようですが、いまの上海では金属パイプを使うことになっています。ゴムを使うと、劣化してガスが漏れ出す危険性があるからです。換気扇も無料で取り付けてくれるそうですが、これは簡単なので自分で取り付けました。
 今まで私の住んでいる上海のマンションでは、料理をするときにカウンターが低すぎてつらかったのですが、これで悩みも解消です。

台所や浴室の天井は上部にさまざまな配管が走るので、吊天井です。この吊天井も市場にいって探してきました。天井は白色にまとめて、ダウンライトを埋め込むことにしました。吊天井の取り付けも、材料費のなかに含まれています。

【いま振り返ってみると】
 このとき、外で借りていた賃貸マンションのガス管がなんとゴムだったので、大家を呼んできて強制的に交換させました。ガス中毒では毎年上海で多くの方が命を落としているので、とくに注意したつもりです。

 中国では基本的に設備の取り付け費用というのは別途とられることはありませんでした。材料費の中に含まれていることがほとんどのようです。



2009年01月28日 (リバイバル)我が家の民工さん
左はペンキ屋さん、右は大工さん
2005年1月16日

 私も上海が長いですが、正直いって今回ほど一般に「民工」と呼ばれる出稼ぎ労働者の人たちと親しく付き合ったことはありません。食事も一緒にしましたし、夜までいろいろ語り合ったこともありました。

 結果的に彼らからは本当にいろいろなことを学びました。中国流というものも知りました。たしかに文化の違いから起こる問題はありますが、純朴でどの業者もよく仕事をしてくれました。1日15時間以上は仕事をしています。とにかく大工さんとはしっかりと意思疎通をすることです。これで大抵のトラブルは防げるはずです。私もたまに彼らの晩御飯のおかずにと差し入れもしました。
 

 うちの棟梁である郭さんは、浙江省出身ですが、そのパートナーの石さんとは親戚関係で、さらにペンキ屋とも同じ村の近所仲間であることは以前に書いたとおりです。いずれも中学校を卒業したあとに、建築の世界に入って、上海に出稼ぎに来たそうです。数十年のキャリアがあることは、使い込まれたカンナなどをいるとよくわかります。地下鉄でカンナとノコギリをもっている民工をみたら、おそらくその大部分は大工さんでしょう。かれらはこれにちょっとした日用品の入った麻袋をもって大上海を自在に移動して内装の仕事を請け負います。営業活動に使うのは携帯電話だけ。

 それでも、内装依頼が殺到し、2ヶ月前には予約が必要とか。祖父・親子3代にわたって内装工事をした家庭もあるといっていました。彼らは春節までにあと2軒の内装を仕上げないといけないそうです。噂と紹介だけで仕事が成り立っているということで、さすが中国の人間ネットワークだと思いました。そういう私も中国人の友達の紹介で彼らをしりました。


上海では、大工に直接内装工事をお願いする場合が多いので、たいてい各家庭に親しい大工がいて、竣工後もトラブルがあれば大工と連絡を取り合っているようです。いわゆる「ホーム・大工」です。

 うち郭さんは春節以外は殆ど現場で寝起き。もちろん上海に自分の帰る部屋はありません。たまに仕事の合間をみてバスで4時間かけて浙江省の田舎へ帰るそうですが、それも2,3日だけ。奥さんはきっと寂しい思いをしていることでしょう。子供にはしっかりと教育をつけたいと、念願の大学に進学させました。専攻は経済学だとか。そのためにもしっかりと稼がないと、と言っていました。

【今振り返ってみると】
 人の縁とは不思議なもので、上海浦東で歩いていると、郭さんにばったり出会ったことがありました。話をすると、まだ元気に大工仕事を続けているそうです。彼らは考えてみれば出稼ぎ第一世代にあたる人たちですね。まだ上海に根ざすつもりはなく、農繁期になると田舎に戻りますが、これからもう農業をせずに都会に残る世代も増えてきています。




2009年01月27日 (リバイバル)照明器具の購入
玄関エントランス部分
2005年1月12日
 
 いよいよ大詰めになり、今日から照明器具の取り付け、スイッチやコンセントの取り付け作業に入っています。照明器具は私も実にいろいろなところへ見に行きました。浦東では東方路や恒大市場などでまとまって照明器具を見ることができます。値段は日本より「かなり」安いです。正直言って一桁違うぐらいの差があります。日本の照明器具はなぜあれほど高いのでしょうか…。上海体育館にあるIKEAなどにもいろいろと参考になるインテリア・モデルがあり、見に行きました。

上海の電球の主流は「節能灯」と呼ばれる蛍光灯タイプが主流。電球が長持ちで、同じ明るさで電気代大幅節約となれば少々高くても、やはり選んでしまいます。光の色もいろいろあり、私は白熱灯色のものにほぼ統一しました。一応、モチーフは「木の家」なので、暖かい雰囲気を演出できたらと思って選びました。中国語では私のようなデザインの部屋を「郷村型」インテリアと呼ぶそうです。


和室に使った照明
 照明器具の殆どは広州・深セン製で、これは驚きました。上海製の照明器具はほとんどなく、さすが製造業のメッカ広東省だと実感します。話がかわりますが、上海の照明市場でも、福建人が大きなウエイトを占めていることを発見しました。

 そういえば、大理石を運んできた業者も福建人、台所の戸棚の戸を作った業者も福建人。木材市場の老板も福建人。大工は浙江省出身者が多いようですが、建材関係では福建人が上海でかなり幅を利かせています。ちなみに安徽省からの出稼ぎ者は、飲食業やサービス業に多いとか。上海人にはまず出会いません。

【いま振り返ってみると】
 照明での失敗談ですが、華南のある照明メーカーのものを一部使ったのですが、これがくせ者で、電球がそこのメーカー専用のモノしか使えなかったのです。そのためにわざわざホームセンターに行く必要があり、すこし不便しています。
 東方路の照明市場も、この金融不況で姿を消しつつあります。建材系の市場は、それなりに大変なようです。



2009年01月25日 (リバイバル)フローリング
まだ幅木はついていません
2005年1月8日

しばらく更新が止まりました。というのも、最近の上海があまりにも寒いため、ペンキが乾く速度が遅く、作業全体にストップがかかった状態になってしまいました。ペンキ屋さんが出て行ったあと、しばらく寝かせといて、再び大工が電気屋をつれて我が家で生活を始めます。

1月7日にやっとフローリングが貼ることができました。フローリングには大きく分けて3種類あり、単板を張った床材や本物の無垢材、WPC床材などですが、私は丈夫さと使い勝手のよさから迷うことなくWPC床材に決めていました。中国では無垢材を使う人が多いようですが、これはメンテナンスが難しく、傷もつきやすいのでパスしました。フローリングに気を使って生活するのは大変ですし、確かに木材の質感はいいのですが…。値段はいろいろ差がありますが、一般的に1平米80元から200元前後、日本と比べてもかなり割安で、この中に施工費用も含まれていることが多いです。



 ところが、トラブルが多いのも問題点です。ホルムアルデヒドや木材の質など毎年中国国内でも検査を行っているようですが、不合格品がゾロゾロでてくるのが中国のフローリング業界です。まさに安かろう、悪かろう状態。そこで、私は迷わず日本からの輸入品を使うことにしました。

 ただ、それでも偽物のフローリングが多いので、まず直接、日本メーカーの上海の出先機関に連絡して、そこから正規代理店を見つけ出すという作業を行って、一番信頼できる店から購入することにしました。それぞれの店は正規代理店であるという証明書を掲げていますが、これも簡単にコピーできるので、根元に聞くのが一番安心だと思います。フローリングを選ぶだけで1ヶ月近く時間をかけたので、最終的に手に入った製品にはかなり満足しています。

フローリングを貼る作業自体は3-4時間で終わってしまいました。板の張られた我が家をみると、ますます部屋らしくなってきて、ホッとします。これから電気製品やトイレなどの取り付け工事が始まります。完成まであと一歩となってきました。

【いま振り返ってみると】
 フローリングはよかったのですが、玄関部分や、タイルとフローリングの境目などの処理が今ひとつでした。細かいところなのですが、やはり気になります。
 こまめにワックスをしてあげたので、フローリングの表面は4年たった今でもいい感じになっています。



2009年01月24日 (リバイバル)ペンキ屋登場
木部は何度も塗り重ねられていきました
2005年1月2日

 明けましておめでとうございます。内装工事は相変わらず続いています。

大工の仕事は一通りキリがついたため、一旦我が家から出ていって、ペンキ屋さんがやってきました。大工はフローリングを張るころにまた帰ってきます。ペンキもいろいろ迷った末、結局日本のメーカーのものにしました。木部の多い我が家ですので、木部に関してはドイツのメーカーのものを使いました。ペンキ屋に言わせれば、臭いが一番マシなのだそうです。

個人的にはこの寒い時期のペンキ工事には正直気が進みません。気温が低すぎると水分が早く抜けてしまい、ひび割れや平面の乱れに繋がるからです。とくに木部に塗るニスに関しては温度は重要で、一般に8℃以上といわれています。しかし、春まで待つことが出来ないので、できる限り天気のよい日を選んでペンキをさせています。ペンキに関してはとくにあせりは禁物です。我が家は全室が南向きなので、太陽さえでれば、部屋は1日中ポオポカとしてくれます。ただ元日前後から上海では寒波がやってきて、非常に寒くなったのでペンキの仕事のペースも必然的にかなり落ちてしまいました。


 そして、そろそろ照明器具やスイッチの選別を始めなくてはいけません。台所や洗面所の吊天井はすでに注文を済ませておき、大工のゴーサインがでれば、いつでも設置できるようにしました。

 フローリング選びには実にいろいろな過程がありました。折を見てご紹介しましょう。

【いま振り返って見ると】
 4年後、壁のペンキはとくに心配したひび割れもなく、おおむね良好でしたが、やはり養生が不十分だったため、ペンキのはみ出しが多少あります。う~ん、これは仕方がないか。。。学生時代、日本で洗い屋のアルバイトで建設現場に通った時期がありましたが、こういうはみ出しは日本ではまず不合格です。
 壁にクロスを使うか、ペンキを使うか、かなり迷いました。上海では湿気の関係でしょうか、殆どペンキです。コスト的にもこちらではあまり変わらないように思います。ニオイは殆どありません。
 中国ではペンキによるシックハウスよりも、家具によるシックハウスのほうがかなり深刻だと建築関係の方から聞きました。中国の家具は比較的廉価ですが、家具選びは慎重にする必要がありますね。



2009年01月22日 (リバイバル)大工の苦労の作品の一つ
【この記事はリバイバル記事です】
 もともと本サイトにあったブログだったのですが、システムのトラブルで消えてしまい、ここに再度復活させています。よく、「いま内装中なのですね」と聞かれるのですが、実はもう4年前の出来事なのでした。
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2004年12月29日

 お遊びと書いてしまうと、設計士に怒られますが、でも内装を設計してもらうえで、いろいろと設計士もデザインに知恵を絞ってくれています。その中でもうちの大工泣かせだったのが、この格子。リビングとダイニングの境にスペースのけじめをつけるために作ったもので、これは設計士のアイデア。後ろに照明をつけて、この格子の影が光とともにリビングに投影される仕組み。

  しかし、この格子作りが大変で、大工さん、工作台に椅子を持ち込んで座って鋸をひいていました。まさに1日作業。さらにペンキ屋さんは格子ひとつひとつにニスを塗るわけで、それも木目を生かすために5回の重ね塗り。本当に大変だったようです。 我が家は全体的にはシンプル。特に凝ったところはなかったですが、この格子が一番象徴的なのかも…。 

  さて、和室に貼るクロスも決めてきました。クロスは中国語で「壁紙」といいます。そのままですね。上海には日系のクロス業者も多く、日本と同じものが使えます。もちろんJIS規格のもの。上手くすればペンキよりも安くつくかもしれません。上海人は一般にクロスは日焼けなどをして変色するイメージがあり、耐久性が今ひとつなのでクロスをあまり使わないようですが、我々日本人にとってはクロスはおなじみの商品。私も和室に使うことにしました。壁の下地だけをペンキ屋にやってもらうと、後はクロス業者が貼り付けにくることになっています。
 



2009年01月20日 (リバイバル)台所
2004年12月26日
 
 私の住宅地でも春節休みまでに内装工事を仕上げたいという人が多いようで、内装をはじめる部屋が増えてきました。我が家でも春節休みまでには引越しが出来たらと思っています。

  水周り工事の中で、いろいろと気を使うのが台所ではないでしょうか。私もいろいろ頭を悩ませました。特に私の場合は家族に中国人がいるわけでもなく(すみません、このときはまだ独身でした)、純粋に日本式の台所を目指しているので、大工とはしっかりと検討しておかなくてはなりません。

 例えば、ガス台にしても魚を焼くことが出来るガス台にしました。中華料理では強火が要求されるため、ガスのパワーは日本と比べるとかなり強いそうです。私は日系のメーカーが日本式のガス台を中国でも販売しているので、利用させていただきました。有るメーカーの製品の場合、操作スイッチなどにも日本語の記載がありびっくりしました。

 中国人は、キッチンに食器の消毒棚を設置することが多いそうですが、私は見送りました。一時上海で肝炎が大流行したことがあるので、衛生面での設備だそうです。 

 また、シンクですが、これも種類がありいろいろ迷いました。ただ、今住んでいるマンションはシンクが小さく、まな板を洗うのに一苦労したので、自分の家に関しては韓国製の大型シンクにしました。中国のシンクは2層に分かれているのが多かったです。おかげでカウンターの奥行きが広くなり、作業はしやすそうです。そしてカウンターの高さは95センチに決定。私の大工によれば、高さの新記録だと言っていました。中国の家庭では75センチが標準だそうです。中国では中華鍋を左手でもって、右手で炒める調理スタイルのため、低いほうが都合がいいとのことですが、日本料理ではあまり当てはまりません。その国の調理スタイルを如実に反映していると思いました。

 木材市場で仕入れてきた防火ボードを使ってキッチンカウンターやつり戸棚の骨組み大工に作ってもらい、さらに台所の専門店でカウンターに使う人工大理石と戸棚の戸を作ってもらいました。
 確かにシステムキッチンはよいですが、価格が相当高いため、多くの中国の家庭では、大手メーカーの姿形を真似てそれらしきものを作っているようです。ちなみに一応問い合わせたところ、中国では1メートル単位でシステムキッチンの単価が決まるそうです。それこそ1メートルの価格で私の台所が完成してしまうような値段のところもありました。

【いま振り返ってみると】
 結婚する前の記事です。というわけで、妻は我が家の内装のことにはまったく口を出せていません。まあ、まもなくはじまる次のマンションの内装では、主導権を取られてしまうかもしれません。
 でも、いろいろ考えてあるので、妻も今の台所にはかなり満足していました。とくに、洗い物をするときにかがまなくてもいいのが好評です。



2009年01月17日 (リバイバル)オリジナル掘りごたつにチャレンジ
2004年12月24日

 畳に掘りごたつというのは日本人にとってはぜひ欲しいアイテムの一つ。しかし中国のマンションではなかなか実現が難しいのでは?とお考えの方も多いはず。そんな皆さんにご参考になればと思い、私の経験をご紹介しましょう。

 まず、畳にしろ、障子、襖、柱などすべて上海で無理なく購入できます。大手のホームセンターに行けば、モデルも展示してありますので、かなり参考になると思います。最近、留学帰りに上海人を中心に和室を作る人が多いとかで、結構需要があるようです。コストは若干かかりますが、それらしきものは出来るようになりました。

 私の場合は、掘りこたつも作りたかったので、まず木材を使って和室の床を土間から40センチ上げました。40センチあれば座ることができなす。これで中間を刳りぬけば、理論上はこたつが完成します。しかし、土間から40センチあがるということは、リビングなど他の部屋からも40センチ上がることなので、私は和室の入り口にステップを1段作りました。

 では、真ん中に入れるテーブルはどうしたものか、いろいろ考えました。もちろん昇降式の既製品のテーブルが売っていますが、これではあまりにも面白みが無いので、DIYで大工さんと知恵を絞りました。それが長方形の机案です。即ち、正方形ではテーブルを出して掘りこたつの上にテーブルを置くのは至難の業ですが、長方形なら90度回転させると、堀こたつの上にテーブルを置くことができます。われながらグッドアイデアと思いました。テーブルはもちろん、杉木を使った大工さんオリジナルのものです。

 和室を作るときに注意しないといけないのは、畳の最大サイズに限界があることです。とくに中国のマンションの場合、部屋の規格が様々なので、和室を作るときは畳の最大サイズを考慮して作られることをお勧めします。そうすれば畳を合わせるときに中途半端な畳を作る必要がありません。

 押入れを作るのも大工に言えば簡単です。私は木の箱を作って、押入れの部分にはめ込みました。和室用のクロスも売っていますので、よっぽど本格的な和室を望まない限り、上海でも十分に実現できるということが分かりました。障子などに関しては、和室に慣れない中国人が簡単に穴を開けられないように樹脂性の障子紙もあるようです。

4年も使うと畳の色がかなり変わってしまいました
【いま振り返ってみると】
 畳は、子育てに重宝しています。娘が生まれる前ぐらいに、一度畳を張り替えて、ついてに畳の割り振り方も変えてきました。上海は湿気が多いので、ダニ対策は必ず必要です。畳業者に聞くと、必ず2~3ヶ月に1回は干してほしいといわれました。大変ですが、上海の梅雨時のジメジメはよろしくないです。
 ドイツ人の友達も、自分の部屋に畳をつくったと言っていました。畳文化は世界でメジャーに成りつつあります。



2009年01月16日 (リバイバル)和室の入り口を製作中
和室部分は湿気も防ぐためと掘りごたつのため床をかさ上げしてました
2004年12月22日

 この週末もいろいろと買い物に走っていました。和室の部品を提供してもらう業者も決定しましたし、台所のデザインを決めるためにいろいろ見てまわりました。そのほか幅木につかう木材を選んだり、ドアを作ってれる店を見に行ったりもしました。木のドアは1枚230元でした。

 タイルもそろそろ選ばないといけないので、こちらもタイル屋めぐりです。楊高南路にある恒大石材市場で、タイルを調達することにしました。ここのタイル市場もとにかく巨大です。大理石などの天然石も山のように積まれています。風呂場ではちょっと天然石を使ってみようかと考えいます。値段も1平米で10元前後とお手ごろです。

 

和室入り口などに使うドアは、現場施工にしました
  大工さんの仕事を毎日見ているうちに、いろいろと発見がありました。彼らの労働時間は実に長いです。現場に住んで仕事をしているわけですから当然かもしれませんが、日曜日も土曜日もなく、朝起床してから夜晩ご飯を食べるまで、ただひたすら働き続けています。これには本当に感心しました。

 夜は晩酌に黄酒を楽しむのが唯一の楽しみだと大工は行っていましたが、現場から出て行くときは、その日のおかずを買いに市場に行くときだけです。私も学生時代に日本の工事現場でバイトをしていたころがありましたが、10時と3時には休憩があるし、お昼も1時間ほど昼寝の時間がありました。

 それとくらべると、中国の大工はよく働くと思います。ただ、それぞれの文化や生活のバックグラウンドが違うため、いろいろと施主と問題が起こるのが現実で、施主のほうもその点を注意してじっくりと取り組めば、問題はきっと解決できると思います。設計図も大切ですが、それ以上にコミュニケーションは大事だと思いました。

【いま振り返ってみると】
 
 上海の恒大石材市場は、一度でも覗いてみることをおすすめします。本当にいろいろな石があります。もちろん、我々一般の市民がいっても石材を売ってくれますし、加工もしてくれます。





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