赤ちゃんを診ていて一番多い相談は離乳食(正しくは補完食)をいつどのように始めすすめて行くかです。
もちろん家族歴や一人ひとりの赤ちゃんの状態しだいですが、
早すぎる離乳食や遅すぎるのは常識的にも問題と考えられてきました。
特に生後は消化管が未発達で消化力も十分でないので、消化吸収がよく抗原性が低い母乳(もしくは代替ミルク)を中心に4-6ヶ月ぐらいから離乳食が薦められています。
スウェーデンの4000人弱の観察データですが、早めの離乳食の方がアレルギー少ない傾向があり
母乳に関しては母乳の割合よりも長く母乳を続ける方が(アトピー性でない)喘息が少ない傾向という研究がアレルギー学の学術雑誌に発表されました。
Timing of infant feeding in relation to childhood asthma and
allergic diseases
http://www.jacionline.org/article/S0091-6749%2812%2901696-X英文ですが、全文がpdfで入手できます
もともとアレルギーの心配のなさそうな子がはやめに離乳食を始めただけの可能性もあり解釈は慎重にしなければなりませんし、アジア人でも日本人でもないデータではあります。
ただ、アレルギー発症予防のためにはなんでもかんでも導入は遅いほうがいいというわけでもないのかもしれません・・・
個々のケースについて悩ましい場合は御相談頂ければ幸いです。
論文にも触れられていますが、4ヶ月より早い離乳食は1型糖尿病のリスクとも言われていますのでお薦めしません。補足しておきます。