この9月末から一挙に中国語を「教える」機会が増えました。
株式会社シー・ティー・エス日米さんからの派遣で、企業に行って2時間「教え」たり、別の企業では中国への赴任前研修として一ヶ月の間に25時間~30時間集中して中国語を習得するそのお手伝いをしています。
企業で中国語を「教える」のは初めてではありません。
もう何年も前、友人の森川氏が運営する
SC神戸中国語スクールの講師として大阪のある企業に行っていました。
それらの経験を踏まえて思うのですが、私は「中国語の講師」や「教師」ではなく、「中国語ができる人をつくる『職人』」です。
「教える」といいますが、多くの「中国語講師」と呼ばれる人がしていることは「テキストの説明」ではないでしょうか?
私もかつてはそうでした。
「テキストに沿って説明する」ことこそが「中国語を教えること」だと思っていました。
でも、今、目の前にいる人は、
●10年間も中国語を学びながら一向に流暢に中国語を話すことが出来ない方。
●ネイティブに7年間習ってきたけれど、発音に問題があり、また、文法事項の理解ができていないから日本人に中国語を習いたいという方。
●HSK6級を受験していて、普段はSkypeでネイティブスピーカーとフリートークの練習をしているが、文法的な説明、特に「どうしてそうなるのか」という事になると満足に教えてくれるネイティブはいないので日本人に聞きたいという方。
に加え、
●会社が外国語の習得を奨励しており、半年間学び、その後、中国検定4級を取得しようとしている方。
●1ヶ月後には中国の赴任する。自分で生活していくためにはどうしても中国語をマスターしなくてはならない。という方。
こういう方に中国語を効果的に、効率よく、しかも「出来る中国語」「使える中国語」を身につけていただくには、学校の英語授業のように、テキストに沿って進めていたのではかなり時間がかかります。
短期間で集中するには「中国語のエッセンス」を説明しなければなりませんし、それも「外国人がどうやって中国語を習得するか」より「日本語を母国語とした人がどうやったら短期間で『使える中国語』を習得するか」を説明し、実際にそれを証明しなければなりません。
こういう場に必要なのは「職人」であって「講師」や「教師」「先生」ではない。
そんなことを思う、今日この頃です。