文庫本ですので安価なのですが、この本。私のように外国との付き合いがあるものにはとても勉強になります。
お昼休みに本屋さんに寄るのですが、そこで目にとまったのがこの題名:イギリスの夫婦はなぜ手をつなぐのか。
イギリス人夫婦が手をつないでいるのは知りませんでしたが、中国人は、同性同士でもよく手をつないでいますね。
著者は井形 慶子さん。
アマゾンの略歴には:
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井形 慶子
長崎県生れ。
作家。
大学在学中から出版社でインテリア雑誌の編集に携わる。
その後、世界60ヶ国に流通する外国人向け情報誌「HIRAGANA TIMES」を創刊。
28歳で出版社を立ち上げ、個性的な暮らしをテーマにした情報誌「ミスター・パートナー」を創刊し、現在同誌編集長。渡英経験は70回を超える。
著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
本の題名の「イギリスの夫婦はなぜ手をつなぐのか」は是非この本を読んでいただきたいのですが、著者がイギリスの文化と日本の文化を対比させて言うのには、日本の文化は「察する文化」だというのです。
腹芸の文化ということになるでしょうか。
ちょうど、昨日、こんなことがありました。
先日面接を受けた会社。
来年の1月から出社ということになっていたのですが、昨日、中国に出張している社長から国際電話があり、
「1月から会社に来てもらうと言ったのですが、2月には中国の正月がある。1ヶ月ぐらい休みになるけれど、その間、中国にいてもらってもね~、あれでしょう?」
山岡の心の声:「あれ」って言われても…
「山岡さんは、あれですよね。今、働いているか訓練受けているのですよね?」
山岡の心の声:面接の時に説明したけれど、だからどうだというのでしょう。もしかしたら、入社時期を遅らせるというお話?
「3月には新しい工場に移りたいから…」
山岡の心の声:それなら1月に入社し、すぐに訪中し、工場設立作業に入らなければならない。
結局、話は決まらず、また、連絡をくれることになり、それまでに、広東省東莞での新規工場立ち上げについて、どのような方法がいいかを調べることになったのですが、このやり取り。
まさに「察する文化」そのものだと感じたのでした。
戦前の日本なら、この「察する文化」は効果的に作用していたのだと思います。
でも、戦後、教育というものが変わり、家庭での教育もめちゃめちゃになってしまった後に育った人々は、「相手の気持ちを思いやる」といういみの「察する文化」ではなく、「私の気持ちを察してよ」という「察する文化」に変化してしまったようです。
この社長が目指しているのが「100%日本式の工場」。
この「日本式」が「察する文化」それも「私(社長)の気持ちを察してよ」式なら大変。
そんなことを感じる今日この頃です。