品質管理実務テキスト 初級編
今、学んでいる工場生産管理技術科の品質管理のテキストです。
P83.
600円+税という最近では安い部類のテキストですが、1973年に第1刷が発行され、私たちが購入したテキストは2008年11月7日 第72刷ということで、この種のテキストとしては超ロングセラーだとのことです。
このテキストは:
『会社で、なぜQCが必要か』
『製造部門第一線は、何をやればよいか』
を理解していただけるようにつくられています。
(序より)
これまで工場管理をしてはいましたが、すべて我流。
一度、頭の中を白紙に戻して学び直すのにはちょうどよい教材です。
このテキストの一番最初に書いてあるのが次の言葉です。
1.1 日本の商品
第2次世界大戦以後、日本は非常に大きな経済成長をとげることができました。このような声調をとげた一番の原因は、日本の商品が、日本国内だけでなく「世界の人々に喜んで買っていただいた」からです。
ですから、私たちの会社は、いつも、
お客様のために、良い商品を、安く早くつくることそして、お客様に、たくさん買っていただくこと
を心がけています。
つまり、
お客様のために、良い商品を、安く早くつくることで、経済成長ができたのは、
『お客様の満足する商品を』作ったから
ですから、『お客様の満足する商品を』作るために品質管理をする。とつながっていくのですが、確かによくまとまっていると思います。
講師は、ISO導入のコンサルタントもされているのですが、ISOでは『顧客重視』だとのことで、今も昔も『お客様の満足する商品を』作るのが大切。ということになるのですが、私は少し頭をひねりました。
例えば、中国で、この話をしたとします。
その時に、中国人の現場作業者たちはこれを理解して、『お客様の満足する商品を』作ろうとするのでしょうか?
多分、そんなことは二の次でしょう。
『お客様の満足する商品を』作る。
そうすると商品が売れる。
会社の業績が上がる。
社員の仕事が安定し、給与も出せるようになる。
だから、『お客様の満足する商品を』作るのが大事。
多くの職場ではこのように説明されているでしょうが、それでもこれは何か経営者の「人を何とか安く効率よく使おう」という下心が目に見えるようで、もう一つ説得力がないと思うのです。
ということで、私は同じ『お客様の満足する商品を』であっても、利益というものはお客さんが満足して喜ぶ。その喜びが利益になる。と考えています。
「お客さんに喜んでもらえる商品を作る。」
それが社員みんなの「やる気」を出さないでしょうか?
そんなことを考えている、今日この頃です。