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 日本上海イッタリキタリ 
 中国ビジネスアドバイザーが好き勝手なことを書いてます 

2010年03月12日 怒る人々
いったいどうなってしまったのでしょう。
今の世の中、怒りで充満しているようです。



を読んでいても、怒りは心を不快感で染め、心は微細な物質(ノルアドレナリンやアドレナリンといった不快物質)を発生させ、体にダメージを与えるとありますが、これは今の科学では常識になっているようなのに。

黄色信号?な某日本人駐在員

読者になっているアメーバブログ:上海暮らしの手帳で紹介されていたのですが、上海のある日系のお店で、店舗運営と管理を任されている日本人責任者が「いつも店内で中国人スタッフを叱責している」そうです。

この方は、中国人はメンツを重んじるので、これはまずい。
また、日本人でもこんなことで管理できるとは思っておられないようですが、まさにその通りで、中国人とか日本人とかいう前に「なぜ叱責するのか」ということが理解されていない人が多くなっているようです。

人が何かミスをする。
そして、叱責するとしても、それは:

・ミスをしたということを理解させる。
・二度と同じミスをしないようにさせる。

そして、管理面では「二度と同じミスをしないようにさせる」が重要だと思うのですが、そのための方法として、客前で叱責するのは得策ではないでしょう。

どうしてこんなことになってしまったのでしょう?
日本の本社が、海外進出というものを理解していないから?でしょうか。

この日本人責任者も、日本にいたらこんな風にはならなかったのかも知れません。
それが、中国に来て、言葉がわからず(通訳はそばにいるとのこと)、従業員が自分の思うようにならず、そして「怒る」ようになったのかも知れません。

そういえば、最近、日経ビジネスオンラインで『疲弊する中国現地法人』という記事がありました。

副題は「妻子を上海に残し“内陸単身赴任”する駐在員のつぶやき」。

数年前から言われている、中国の日本人駐在員に対する日本からの無理難題?で駐在員はボロボロの状態だといいます。

中国に進出した。
管理は日本人がした方がいい。
でも、日本人はコストが高い。
できるだけ少ない人数で、給与も低く抑え、売り上げを上げるように仕事をさせる。

企業としては、そのように考えるでしょうが、肝心の駐在員が持たなかったらどうしようもない。

それならどうするか。

コストの安い、中国人を雇用し、中国に戻し、中国の賃金で雇い、管理をさせる。
あるいは中国の現地社員を教育し、管理能力を高め、日本人の代わりにし、現地化をすすめる。

いずれにしても、キーワードは「人」であり「教育」のようです。

そういえば、ISOでも、「教育訓練」が重要視されていました。
今も、色んな研修が行われているようですが、研修会だけではなく、現場の沿った「教育訓練」をする機関が必要なのかも知れません。

そして、もしかしたらそれをするのが私の役目?なーんて思う、今日この頃です。




■コメント

園田さん、そういうことになるのですね。
投稿者:山岡 2010年03月13日 投稿番号:26652

コストを安くするために、教育を抑える。
日本の会社がそんな風に考えているということが中国人にわかってしまうと、それはもう愛社精神など持たないでしょうね。
そして、たとえ口に出して言わなくても、心で思っているだけでその気持ちは伝わって、中国人も全力で働こうとは思わないでしょう。

人件費って何なのでしょうね?

本来なら、どこの国で働こうとも、労力に応じて報酬が出されるものであるはずなのですが、同じ仕事をしても給与が違うというのはやはりおかしいですね。

コメント、ありがとうございました。

コスト
投稿者:園田 2010年03月12日 投稿番号:26651

>コストの安い、中国人を雇用し、中国に戻し、中国の賃金で雇い、管理をさせる。
あるいは中国の現地社員を教育し、管理能力を高め、日本人の代わりにし、現地化をすすめる。

コストの安い中国人も、教育し、日本人の代わりになる能力がつくと、「日本人の能力 + 中国人の能力」となり、少なくとも日本人と同様の給与を欲しがるようになります。当然のことですね。
だから、コストを安くしておくためには、「日本人の半分の能力 + 中国人の能力」までしか教えてはいけないということになるのではないでしょうか。

立花さん、立花さんのブログこそ、いつも勉強になります。
投稿者:山岡 2010年03月12日 投稿番号:26650

コメントありがとうございます。
立花さんの言葉はいつも胸に沁みています。

企業は人なり。というのですが、それは「内の世界」だけの話のようですね。
この状態を改善するには、まず、日本のトップを変えることが必要なのでしょう。

でも、トップは人の話を聞かない。

淘汰されるのも無理はないのでしょう。

ありがとうございました。

【立花】人の教育
投稿者:立花 聡 2010年03月12日 投稿番号:26648

 最近、山岡さんらしい内容が詰まっていて、山岡さんのブログは読み応えたっぷりです。

 おっしゃることはとても納得します。これだけ基本なことは、一部の日系企業では理解されていません。日系企業の中国進出といえば、その多くは、安いコストや内販市場。雇っている中国人のココロなど考えたことは?

 なるべく、給料を安く抑え、問題解決を考える能力よりも、従う本能を育てようとします。

 少し前の話ですが、ある日系企業の中国人幹部から聞いた話ですが。「私は、この企業ですでに16年も働いている。いまの総経理は5代目。一人ひとりの総経理はみんないい人だけど、考え方もやり方も違う。一人また一人の総経理に仕えてきた私のことを、真剣に考えてくれる人、だれひとりもいません・・・」

 使い捨てと思われたら終わりです。それは、元々「善」だった人間が「悪」の道に走り出す要因のひとつではないでしょうか。

 日系企業は、中国戦略を語っても、現地社員のキャリアとなると、なんだかタブ視され、アンタッチャブルにされている現状は、歪んでますね。

 山岡さん、がんばってください。

 

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プロフィール


yammyこと山岡義則。
1985年から中国関連業務に従事。
さまざまな業界を経験。

アシスト上海運営。

上海メイリングリスト復活。

山岡への連絡は
yammy@mti.biglobe.ne.jp
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